(↓動画あり)

※イメージ画像です
最近、アニサキスの被害が騒がれましたけど、これは「サナダムシ」の話題です。
刺身を愛する台湾の少女

MailOnline
台湾に住む8歳の少女は刺身が大好きだったそうです。
台北のレストランを家族で訪れた少女は、レストランで生の魚料理を食べました。
その後、少女は、お尻の肛門がかゆくなって病院を受診します。
するとお腹の中には2.6メートルの海裂頭条虫(サナダムシの一種)がいることが判明。
このサナダムシは少女の体内で一ヶ月以上住んでいたと推定されたようです。
サナダムシを駆虫
少女の腹の中に寄生したサナダムシは、外科医によって、薬を処方され、体内から引きずり出されました。
少女の体内に寄生していた“サナダムシ”

MailOnline
“サナダムシ”は脳に寄生して激しい頭痛を引き起こすこともある
ちょっと怖い話ですが、
台湾の少女の場合は、お腹に成虫がいた事例でした。
サナダムシがお腹にいる場合は、お腹の調子が悪くなったり、下痢や腹痛を起こしたりしても、薬剤を使えば駆虫出来るそうです。
しかし、サナダムシ(条虫)が幼虫の場合は体中のいろいろな所へ移動する場合があるらしいんです。
そうすると、色んなところに症状が出てきはじめて、薬剤だけでは駆虫出来なくなり、外科手術が必要になってくるそうです。
脳に寄生した“サナダムシ”の脳スキャン画像

AFPBB News
↑の画像は、“サナダムシ”が脳の中で嚢胞(のうほう)を作り、それによって、脳室に流れる脳脊髄(せきずい)液がせき止められていた状態のスキャン画像です。
患者は、激しい頭痛と吐き気を訴えて病院をおとずれると、すぐに救急治療室に運ばれたそうです。
その後、患者は昏睡状態に陥り、医者は緊急外科手術で、サナダムシの幼虫の摘出手術をしたそうです。
手術は成功して、患者は米CBSのテレビのインタビューに答えていますが、本人はサナダムシに寄生されていたのを全く知らなかったというから、驚きというか、怖いです。
「ショックでした、こんなことが自分の身に起きるなんて。脳の中に寄生虫がいて、ぼくの人生を破滅させられそうになっていたとは思ってもみませんでした」
ちなみに、台北の8歳の少女が受診した病院の医師のシェンヤン氏は、生の食べ物を食べないように一般市民に警告したそうです。
それって、刺身も寿司も食べられなくなっちゃいますね。
エスキモーに学ぶ生食の知恵
エスキモーっていますよね、僕は冒険家の
「植村直己」
さんの本が好きで、ほとんど全部を読んでいるんですが、北極生活をした植村さんが言うには、エスキモーは生肉を食べるけど、いろんな動物には寄生虫がいるのを知っていると言うんですね。
だから寄生虫がいる動物は基本的に、必ず冷凍して何日か経過したものを食べるそうなんですよね。何日か冷凍されたものを、生で食べる。
厚生労働省も、アニサキス症の予防で、
“”アニサキスを完全に殺すには、60℃以上で1分以上、または-20℃以下で24時間以上置くことと“
としていますね。
参照:厚生労働省PDF
マグロとかイカは、よく冷凍されたものがありますが、やっぱり、寄生虫の予防の手立てを、なにか国レベルでしないと風評被害で刺身が売れなくなちゃうから、なにか良い予防方法が確立されればいいなと思いますね。
参照:MailOnline
参照:AFPBB News
【閲覧注意】激しい頭痛の原因は…脳に寄生したサナダムシ!?
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