[タイ発]1000枚の鏡で焼かれた名物料理
太陽の光で調理された鶏肉料理が話題を呼んでいる。
料理人はシラ・スタラット(Sila Sutharat)さんだ。道路沿いに屋台を開いている。
シラさんの調理法は変わっていて、およそ3×5インチの鏡を1000枚並べて角度を調整して光を集め、鶏肉を焼く。
彼は60歳になるが、20年前からこの調理法を実践している。
鏡1000枚を使った独特の調理法は、ある晴れた日に太陽のまぶしい日差しがバスに反射したのを感じて、ハタとひらめいたそうだ。「熱い!こりゃあ、本当に焼けちゃうぞ!」
1000枚の鏡で焼かれた、激うまチキン炙りステーキ
鏡に反射された太陽光の温度は312℃
シラさんのチキン炙りステーキは好評だ。
太陽光を集めた焦点は312℃という高い温度を発生させる。
およそ12分で1.2キロのチキンを調理出来る。
太陽で焼かれたチキンは炭焼きやフライパンで調理されたものと違い、脂っこくもないし臭みもない。焦げもなく、とてもうまいと評判だ。
チキンを焼いて名誉学位を与えられる
シラさんの住むタイでは、20年前当時、ガソリンやガスのエネルギーが高騰しており、燃料目的の木の伐採も問題化していた頃でした。
太陽光を使ったクリーンで資源の節約が出来るエネルギーの活用は、地元で話題を呼び、ペッチャブリーラチャパット大学(Phetchaburi Rajabhat University)はシラさんに科学の名誉学位を与えました。
シラさんの屋台は、観光客や地元の人々にとっても大きな魅力です。彼の子供たちは、シラさんをとても誇りに思っているそうです。
“ 出典 www.youtube.com:Thai solar chicken a hot hit ”
“ 出典 www.youtube.com:ダンボール製パラボラ型ソーラークッカー ”
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