6年間で1200人を写した「ワタシの部屋、世代の肖像」
(↓関連動画あり)

カザフスタン18歳学生 Yeldar 参照:Passenger6a
My Room Photosプロジェクト
John Thackwray氏は世界55カ国を6年間かけて訪問して、現世代の若者18歳から30歳の部屋を写真撮影した。

ルーマニア 24歳 土木技師 Andreea 参照:Passenger6a
【問】John Thackwray氏にたずねる
6年間の写真撮影で何を感じ、何を学んだか?
John氏
「この撮影を始めようと思ったのは、自分がしなければ誰もしないだろうと思ったからです」
すべてが素早く進化して変化していく世代にとって、現在の世界のライフスタイルの一端を記録化するのは、未来の世界にとっても貴重なリソースになると確信したからだとJohn氏語ります。
John氏
「世界で撮影を重ねることによって、思ったのは、世界にとって、不平等と無知は人類の主要な問題の一つであり、私たちはそれを問題として捉えなければいけないと学びました」
「今日の若者が、明日の世界をデザインして、それが現実化していくことを忘れてはいけません」
「これらの撮影した写真で、私たちを取り巻く世界が、何であるかについての意識を高めてくれることを願っています」

Ha-Selomo 18歳 羊飼い Osia 参照:Passenger6a
55カ国中最も印象的だった場所に日本も
【問】あなたはこの旅で何を発見しましたか、そしてあなたに最大の印象を与えた場所は何ですか?
John氏
「撮影当初は、写真そのものの美しさや構図に気をとられていましたが、そのうち、少しづつ、難民キャンプの人々の苦しい生活や、若いシリア人の背後にある悲しい物語に注意を払い始めました。
私はほかにも、インドの精神性の高さや、ロシア人のおもてなしも印象深く憶えています。
そして日本のクレイジーなライフスタイルも印象深く思い起こされます」
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印象的だった文化の違い
【問】各国の違いで印象的だったのは?
「もっとも印象的だったのは、国によって家族の考え方が違ったことです。
アフリカでは、父親がとにかく一番。父親を中心にして家族が成り立ち、父親が家族全員に対して全ての決定権を持っています。
しかし、西洋諸国ではまるで逆でした。家族は、子供を中心にまわっていて、子供の養育から子供の希望まで、すべての事に対して両親は子供のために大きな犠牲を払っています。
■ThackwrayがMy Room Photosプロジェクトに訪れた国を示す地図

Passenger6a
現在John Thackwray氏は
“My Room Photos”
を様々な言語へと翻訳しているそうです。
参照:Passenger6a
記事を追いながら、「時代を反映する人の“ 部屋 ”は未来の世界への貴重なリソース」という発言に、坂口安吾の部屋を思い出しました。
─仕事部屋─
坂口 安吾(さかぐち あんご、1906年(明治39年)10月20日 – 1955年(昭和30年)2月17日)は、日本の小説家、評論家、随筆家
“ 【衝撃】100年前の世界各国で撮影された写真が凄過ぎる【古い写真】”
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