コレステロールを低下させる薬が乳ガンにも
(↓光免疫療法動画2本あり)
2017年6月2日~シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)の会議で、スタチンが乳ガンの死亡率を40%近く低下させるのに役立つ可能性があると発表されました。
北京の中央病院(国立がんセンター)Binliang Liu博士チームの発表によると、197,048人の女性を対象とした7つの累積調査報告を調べた結果、スタチンを使用した乳ガン患者は、死亡リスクが27%減少し、乳ガンによる死亡率は28%減少したことをつきとめた。
スタチンのガンへの影響
スタチンの乳ガンに及ぼす注目すべき点は、追跡調査の4年未満の乳ガン患者の死亡率だった。
追跡調査を4年以上経過観察された乳ガン患者の死亡率には変化がなかったが、4年未満の乳ガン患者では死亡率が38%減少していた。
この結果に対しての一つの仮説は、スタチンは乳ガンの進行を遅らせるだけではなく、早期に急激に進行するタイプの乳ガンの死亡率を、著しく低下させることが可能だと考えられます。
北京の中央病院Binliang Liu博士は
「親油性スタチンは細胞膜に容易に浸透することが確認されている。それは免疫系にいくらかの効果を及ぼし、癌細胞を殺すのに役立つのかもしれない」
Binliang Liu博士は、スタチンが将来的に乳がんの有用な治療法となると信じていると述べた。
Breast Cancer Nowの最高経営責任者(Baroness Delyth Morgan)はこの研究を歓迎したが、2つの別々の患者群の臨床試験が必要であると語りました。
↓光免疫療法関係の動画↓
“ youtube:近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す・・”
“ youtube:【BBC】 がん治療に免疫療法が希望を 6割の人に効果”
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