“血に飢えた日本刀”事件の概要”
2017/8/18日、台湾の50代の男性が、国軍博物館に所蔵されていた日本刀を盗み、台湾総統府に侵入して憲兵の首や手などを切りつけ、
「俺を阻止する奴は誰でも斬る!」
と、叫びながら、憲兵の耳などを刺し、駆けつけた警備員たちに取り押さえられた。
男は遺書を持っていて、内容は“中国と台湾の早期統一”を目指した犯行でした。
これだけの事件なら、どこでもありそうですが、この事件に使われた日本刀には怪しげな過去がありました。
事件に関与した日本刀(軍刀)の恐ろしい秘密とは
この事件に使われた日本刀(軍刀)は1937年、中国の南京攻略戦で使用したとみられ、1945年国民党の軍隊が河北省で投降した日本軍から徴発した軍刀です。
国軍歴史博文物館所蔵
日本軍九四式軍刀(博物館表記は九八式軍刀)
過去には“血に飢えた日本刀”と台湾メディアで紹介された、この事件の日本刀
刀のはばきの部分に
と彫られています。
刀の柄は、血で固まったようにドス黒く光っています。
1937年南京攻略戦の際に、この刀で107名の人を殺害したという曰く付きの刀です。
この刀は1999年にも殺人事件を起こすきっかけをつくっています。
1999年国軍歴史博文物で女学生が殺害される
1999年、国軍歴史博文物でJingmeinvzhongの女学生が、博物館の警備員二人に、性的暴行を受けたあと殺害されました。
写真は事件を伝えるTV映像
女学生を殺害し、逮捕された博物館の警備員は自供のさいに、
と警察に自供しています。
さらに
と供述しています。
今回の事件も、男がなぜこの日本刀をわざわざ使って事件を起こしたかは、まだ分かっていません。
今回の事件で、男はわざわざ金鎚を用意して博物館に侵入し、ガラスを壊して日本刀を奪いました。
事件に使われた日本刀とガラスを壊すのに使った金槌
なぜ、この日本刀にこだわって事件を起こしたか?犯人に、それを聞いてみたいものですね( ಠωಠ)
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